奈良の水道問題を考える市民フォーラム

奈良「県域水道一体化」で地元の浄水場がなくなる。5年に一度水道料金が上がる。一体化の後は民営化?奈良の水道の将来を考えるために個人・団体が集まり活動している市民団体「奈良の水道問題を考える市民フォーラム」のブログです。

市民に呼びかける街宣を行っています

市民に呼びかける街宣を行っています。

①8月8日7時半 近鉄奈良駅東向き商店街で街宣
 参加者は7名。関心を持ってチラシをじっと読んでいる市民もいました。
➁8月19日(金)10時半から11時半 学園前南口
③8月19日(金)12時  近鉄奈良駅 
④8月21日(日)10時  西大寺コンコース 
➄8月23日(火) 7時半 市役所前 7時15分集合 集合場所 市役所正面 
⑥8月29日(月) 10時 高の原近商ストアー前広場 

 
お近くの皆さんの参加をお待ちしています。多い方が元気が出ます


市民と市議のタウンミーティングを行っています

奈良市の水道問題を考える市民フォーラムの活動を紹介します。

市民と市議のタウンミーティングを行っています。
1)      タウンミーティングの実施状況
①       樋口清二郎議員(明日の奈良を創る会)とのタウンミーティング
  8月9日2時から3時まで 三碓公民館で実施。参加者10名。
  樋口議員から25分ほど樋口議員が準備した資料で県域水道一体化の説明を聞く。
  参加者の質問や意見に丁寧に対応していただく。参加者からは「命に関わる事は公的に保障すべき」との意見が出される。(8月11奈良新聞タウンミーティングの記事掲載)

2)今後の予定
①中西吉日出議員(無所属) 
  8月19日(金)10時から  中部公民館    佐保・若草・飛鳥・紀寺などお近くの方
➁岡本誠至議員(無所属)
  8月25日(木)10時から西部公民館6階第2研修室 
   菅野台・学園前・登美ヶ丘などお近くの方
③下村千恵議員(無所属)
  8月30日(火)1時半からサンアクティブなら(JR平城山駅近く) 
  佐保台・青山・平城ニュータウンなどお近くの方
3)準備中
①岡田浩徳議員(無所属)
  「タウンミーティングにいつでも参加しますよ」と好意的
  住所・・・三条添川 
➁松石聖一(無所属)

③阪本美知子議員(明日の奈良を創る会)・柳田昌孝議員(日本維新の会)
 山出哲史議員(明日の奈良を創る会)

4)懇談したい議員
  明日の奈良を創る会 
   内藤智司
  日本維新の会
   大西淳文議員
   佐野和則議員
   山岡稔季議員
  無所属
   酒井孝江議員

8月5日の懇談会の後の市長の記者会見での報道について、市長への要請と、市長からの回答

8月5日の懇談会の後の市長の記者会見での報道について、市長への要請を行いました。
それに対し、奈良市長から8月10日に回答がきました。
要請文と回答をお知らせします。

 

奈良市長 仲川 げん様

誇るべき100年ブランドの奈良の水道を、奈良市民の歴史的共有財産として守り、次の世代へと引き継いでいくためにご奮闘下さい

マスメディアの報道によれば、仲川市長は昨日(8月4日)の「奈良市県域水道一体化取組事業懇談会」終了後の、報道陣のインタビューに応じて、県域水道一体化への参加のために条件をつめていく、懇談会のそういう方向での意見が続出した、と述べられたと伝えられています。
 まず、この報道が正しいのか否か、この報道は市長の考えに合致したものなのかどうかをただしたいと思います。懇談会の場では、参加者の意見はおおむね、議論すべき事柄はまだまだ多く、議論への県の前向きな対応を求め、従って一体化参加へは慎重であるべきというものであったと、傍聴の全市民が感じています。
市長の発言も「内部補助」の考えに関して、地域格差については相互扶助一辺倒ではなく、国・県による公的扶助・公的支援の必要性や、セグメント会計含めた緩やかな料金統一の方向性等々、現在の一体化構想の根幹に関わる発言がありました。
にもかかわらず、懇台会後のインタビューでは、県から提示されている県域水道一体化への参加を前提にした議論へとすり替えられています。このような市長の肝いりで設置された懇談会の議論を愚弄するような態度に強く抗議します。
奈良市の水道事業は今年で100年を迎えています。先人たちが重ねられた苦労と努力、市民たちが「水」を巡って舐めた辛酸と願い、そして奈良市東隣地域の方々の身を削る協力と豊かな自然の恵み、これらの積み重ねの上に奈良市の水道は100年ブランドとして輝いています。そうして市民は「命の水」を安心・安定で受け取れています。
市長はこの誇るべき100年ブランドの奈良の水道を、奈良市民の歴史的共有財産として守り、次の世代へと引き継いでいく義務があるのではないでしょうか。そのためにこそご奮闘下さい。それが市民の市長に寄せる期待です。  

                                               
2022年8月5日   


                        奈良市の水道問題を考える市民フォーラム
                        共同代表  八木健彦 
                        連絡先 naracitizenforum@gmail.com

 

 

 

奈良市の水道問題を考える市民フォーラム
共同代表 八 木 健 彦 様

平素は奈良市政ならびに奈良市水道事業にご理解・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、県域水道一体化につきましては、平成29年10月に奈良県からその目指す姿と方向性が示されて以降、奈良県及び県内市町村と協議検討を進めております。
県域水道一体化は、奈良県水道が全体において将来にわたって持続可能なものとなることを目指しており、奈良市としても人口減少が進む社会において広域化は有効な手段と認識しており、令和3年1月に水道事業等の統合に関する覚書を締結しております。
一方で、現在の一体化案では、奈良市の参加は難しいと考えております。
これまでも、奈良市だけが負担が大きい現状を解消し、市町村間の不公平感を薄めるため、将来にわたる水道料金の上昇幅を決め、その予算の中で効率的な水道施設の更新投資を行うことと、県からの追加的な垂直補完を行うことを求めてきたところです。
また、これまで覚書に基づき、料金統一を基本に議論してきましたが、解決策が見えてこない中、今後は、広域化の手法の一つであるセグメント会計も含めて、幅のある議論を行っていく必要があると考えています。
奈良市の水道が、奈良市民にとって料金面だけではなく、安心・安全の面を含め、将来にわたって健全に維持されることが重要であり有識者、市民代表、市議会議員代表を委員とする懇談会で出された幅広い意見等も踏まえ、今後、県域水道一体化への対応について判断してまいります。

令和4年8月10日    
奈良市長 仲 川 げ ん 

 

 

 

奈良の水を考えるシンポジウム 9月3日

「県域水道一体化」はあと戻りのできない民営化への道 100年ブランドの奈良市の水を守ろう

奈良の水を考えるシンポジウム

9月3日 (土) 14:00~16:00 13:30開場

なら100年会館中ホール 參加費無料

事前申し込み不要です。

 

内容

・ミニ講演

  「県域水道一体化」について 浅野詠子さん(ジャーナリスト)

・パネルディスカッション

 〈パネラー〉 平岡和久さん (立命館大学教授)

      浅野詠子さん

      猪股千鶴さん(奈良市民)

      武田かおりさん(NPO法人 AMネット事務局長)

・質疑応答

 

主催:奈良市の水道問題を考える市民フォーラム

連絡先:naracitizenforum@gmail.com ブログ https://naramizuforum hatenablog.com/

 



 

 

【チラシ作成しました】奈良の「水道」が 大きく変わろうとしています

チラシを作成しました。

今、まさに「奈良の水道の未来が決まる」時です。

<以下チラシテキスト>

 

奈良の「水道」が
大きく変わろうとしています

奈良市が「県域水道一体化」に参加するかどうかを決める、タイムリミットは2022年9月の想定。
 

一体化に参加すると、水道事業の認可が廃止されるため、元に戻すことはできません。


 今、まさに「奈良の水道の未来が決まる」時です。
「県域水道一体化」に参加すると、どうなる?奈良の水。


奈良県の水道が「一つの水道」として
一体化(事業統合)されます。

奈良県内の上水道エリアの市町村が持つ水道事業の認可が、すべて廃止されます。

・各市町村の水道の資産は、企業団にすべて無償譲渡。一つの水道として新たに「企業団」を立ち上げ、27市町村等が共同で水道を運営します。

・水道の決定権は、奈良市から企業団に移ります。

奈良県内の浄水場・水源が大幅に削減されます。(天理市桜井市生駒市・葛城市の浄水場は段階的にすべて廃止し、県水に切替。
井戸・ため池・表流水等の水源を廃止)

奈良市は木津浄水場を廃止し、布目ダム~緑ヶ丘浄水場生駒市への水道の管路が新設されます。

 

■水道料金が統一されます。

上水道エリアの市町村の水道料金が、統一されます。(現在は市町村ごとに設定するため、料金格差あり)

奈良県
「一体化したほうが、将来の料金上昇を抑制できる」と試算しています。

奈良市
奈良市単独運営のほうが、将来の料金上昇を抑制できる」と試算しています。

・5年に一度、水道料金が改定されます。

 

奈良県奈良市は、なんと言ってるの?

奈良県が目指す「県域水道一体化」の主な効果(奈良県資料より抜粋掲載)

①市町村ごとの単独経営よりも、少ない投資で適正規模の施設整備が図れる。

②水道料金を統一し、投資の抑制や国の交付金の活用により、将来の水道料金を抑制。

③業務の標準化・システム化、民間委託化を進め、県域で適正な人員配置が可能となり、運営体制が強化。


奈良市の要望に、奈良県は答えず。

奈良市から奈良県に出した、以下3つの課題に対し、県は具体的な回答を出していません。

①全ての市町村が一体化のメリットを受ける
上下水道一体運営を継続すること
③下水道事業に対する県負担の拡充

・新シミュレーションのデータ提供がない
奈良県試算の新シミュレーションの算出根拠データの提供がされないため、奈良市単独で試算中です。


企業団の設立と同時に「事業統合(垂直統合)」「料金統一」は、「日本初」の見込み。

奈良県は「後から一体化に参加することは認めない」としており、今がまさに「奈良の水道が決まる時」です。

 

【参加費無料】奈良の水源が危ない~「奈良県域水道一体化」は片道切符~9.3シンポジウム開催します!

奈良の県域水道一体化で、奈良の水が大きく変わります。
奈良の水道を、全国の水道民営化・広域化を、全国の自治体を見てきた3人が登壇し、「何がどう変わるのか」考えたいと思います。

奈良の水シンポジウムチラシ



ー-------
奈良の水源が危ない

奈良県域水道一体化」は片道切符

一体化になると
・5年に一度、水道料金が上がる?
奈良市の事が奈良市で決められなくなる?
地震などの災害時も大丈夫?
・失敗しても、元に戻せない?
・一体化の後は水道民営化?
・一体化で水源はどうなるの? 

奈良市の「いのちの水」がどうなっていくのか?
今、分かっていることを共有しましょう。
そして、奈良の水道がどうあるべきかを一緒に考えてみませんか。
みなさんからの疑問、質問もお聞きしたいと思います。

 

日時   2022年 9月3日(土) 14:00 ~ 16:00 (13:30開場)
場所   100年会館 中ホール(JR奈良駅より徒歩5分)
参加費   無 料(定員400人)申し込みは不要です *コロナの関係での変更あり


主な内容 ・「奈良県域水道一体化」について (浅野詠子さん)
     ・パネルディスカッション
     ・質疑応答


パネラー 

地方自治問題研究機構 平岡和久さん(立命館大学 政策科学部教授)
浅野詠子さん(ジャーナリスト)
猪股千鶴さん(奈良市民)
武田かおりさん(NPO法人AMネット事務局長)

 

■浅野詠子さんのプロフィール

奈良新聞記者として吉野支局、奈良市政、遊軍など担当、特報課長を経て退社、フリージャーナリストとして独立。ニュース「奈良の声」や多くの講演で、県域水道一体化について発信している。


■まもなく、奈良市の水の「未来」が決められてしまいます。
奈良県・県内市町村の水道を、企業団という一つの水道に一体化(事業統合)するべく協議が進んでいます。
2022年11月に、基本計画案・基本協定案が出され、2023年2月に「基本協定」を締結すれば、議論の場は市町村議会から「法定協議会」へ移行します。
今年9月「一体化に参加するかどうか」を奈良市長が意思表明し、2023年2・3月の市議会で議決する予定です。


■主催  奈良市の水道問題を考える市民フォーラム
連絡先 naracitizenforum@gmail.com 

ブログ https://naramizuforum.hatenablog.com/ 

ー--------

 

 

【オンライン署名】奈良の水を守って!民営化への道にNO!奈良市が県域水道一体化に参加しないことを求めます。

奈良の水の将来が大きく変わろうとしています。

水道料金が5年に一度上がる。

奈良県の古くから使われてきた地下水、ため池などの水源がなくなり、ダム水オンリーになってしまう。

奈良市のことを奈良市で決められなくなります。

奈良県域水道一体化のやり方は、民営化への道。

 

2月5300筆だった署名が、6066筆まで増えています。

 

オンライン署名も集めています。

全国のみなさまからの署名も集めています。

https://chng.it/QsHq5q7N

 

chng.it

 

ぜひ署名と拡散のご協力、よろしくお願いします。

 

前回までの署名の様子、市長への要請文はこちらから⇓

【個人署名を集めています】奈良の水を守って!民営化への道にNO!奈良市が県域水道一体化に参加しないことを求めます。 - 奈良の水道問題を考える市民フォーラム