奈良県の水道広域化プラン「県域水道一体化」第3回法定協議会が開催されたようです。
「ニュース奈良の声」によると
・今年2024年9月議会で参加全団体から議決を得る必要がある。
・料金体系は2025年4月の事業統合段階で統一料金。
・中・大口の料金値上げを想定。
・一体化に参加しない用水供給単価は1㎡あたり6円の値上げで136円。
・企業団議会の定数は38人。県議会が3人、市町村議会が人口規模に応じて10万人以上は3人、5万人以上10万人未満は2人、5万人未満は1人。
※奈良県議会定数は43名
・本部は田原本町に置く。
・山下知事は「中・大口の料金値上げの対応」を重要な課題と話す。
奈良県HP県域水道一体化の取組/奈良県公式ホームページには、まだ何の情報もなく、他マスコミ報道も検索する限り見当たりません。
第1回法定協議会同様、資料や議事録の公開が必要です。(第2回法定協は現時点でもすべて非公開)
追記:4月上旬?県HPに
第3回 奈良県広域水道企業団設立準備協議会 資料 と簡単すぎる議事概要が掲載されました。
こんな大事なタイミングでもこれくらいしか議論されなかったのでしょうか…?
<以下議事録より全文貼り付け>
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事務局からの資料説明後に行われた意見交換の概要は、以下のとおり。
<天理市長>
○統合後の水道料金体系について、小口から中・大口の需要層まですべて料金を下げるのと、施設の更新ペースを上げていくことを両立するのは困難。
○今回の経過措置後どうしていくかについては、水道料金が企業の立地や定着にどう影響を与えるかや、介護施設等の中・大口需要者のことも総合的に勘案して、今後議論していきたい。
<会長>
○貴重なご意見をいただき感謝する。
<香芝市長>
○企業団議会の議員定数については、知事提案の考え方に賛同している。
○その上で、今回の案について、市議会議長会や町村議会議長会へも意見を聞いておいてはどうか、意見として申し上げておく。
<会長>
○貴重なご意見をいただき感謝する。ただ今の意見については、事務局として検討願う。
<御所市長>
○今後は、各団体においてこの案をしっかりと理解していただくことが重要。各々が納得できるまで事務局に確認し、理解した上で、各議会に臨みたい。
○そして、令和7年4月に事業統合できるよう、皆で力を合わせたいと思うので、よろしくお願いしたい。
<会長>
○貴重なご意見をいただき感謝する。
<桜井市長>
○(水道料金に関し)今回の経過措置後については、5年間の間に皆で知恵を出しながら丁寧に議論していってほしい。
○本日説明のあった案については賛成。
<会長>
○貴重なご意見をいただき感謝する。
<会長(まとめ)>
○本日の提案内容で了承いただいた。引き続き、令和7年4月の事業統合を目指して県と関係市町村が連携・協力して取り組んでいきたい。
○水道事業は、基礎自治体である市町村と用水供給事業に取り組む県が、主体性と責任を持って取り組んでいくもの。統合後も、主体的・建設的に事業運営に参画をお願いする。