12月17日(土)13時から大和郡山市市民交流館にて市民のみなさんと水道問題について。一緒に考えよう市民フォーラムが開催されました。
大和郡山市では、県域水道一体化に対する協議会に参加せず、一体化には参加しないのかな…
と多くの市民が思っていました。
ところが急転直下、12月5日(月)、市議会で22年ぶりに全員協議会を開き、傍聴者をシャットアウトして議会に説明。
その後、上田清市長が会見し、先月29日の県広域水道企業団設立準備協議会で大和郡山市の要望に対する方針が示されたことを受け、「市の状況や要望を踏まえ、いろいろな知恵を出していただいた。議会の意見を聞きながら前向きに検討し、今月中に参加の可否を判断したい」と述べた。(奈良新聞より抜粋)
えっ、聞いてた話と違う!!!という市民の声が聞こえるようになりました。
17日の市民フォーラムにおいて、
・シミュレーションは、算定条件で簡単に変わってしまいます。
・一体化の企業団が設立されると市民の声が届かなくなります。
・昭和浄水場は存続されると言われていますが、何年か後に、企業団が廃止と決めた場合、その結論をひっくり返すのはほぼ無理です。
など、具体的に問題点がみえてきました。
参加者からの質問では、県域水道一体化で地元の浄水場がなくなれば地質の問題をみても大きな地震に対応できないのではないか。という疑問も出されました。
地震大国の日本で、断層を避けて送水管を敷設するのは無理ですし、近くにある水源を無くしてしまうリスクは大きいのではないでしょうか。
県域水道一体化に参加すれば、北郡山浄水場は廃止されます。
北郡山浄水場の水で生活している住民からは、水が変わってしまうのは、本当に嫌だと感じている。
地産地消の水より、ダムの水を長距離送水することが良いとはどうしても思えないし、味なども心配している。と毎日飲む水が変わることへの不安の声が届いています。
やはり、「地下水が安心、美味しいし。」と思っている住民に対して、何の説明もなく市長が一体化に参加表明することになれば、地域住民の不信感は募りそうです。
大和郡山市は、北郡山浄水場の水道水に自信を持っていて、平成28年の6月下旬と9月下旬に6500人の小中学生を対象に、北郡山浄水場の深井戸の浄水の美味しさを実感してもらい、もう一度水道水を見直してもらおうとオリジナルペットボトルの配布を行っています。
結果、事業の有効性を確認したとされています。
大和郡山市のホームページより。
アンケート結果はこちらから↓
https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/gyomuka/jogesuido/1/2331.html
この結果を見ても、市内で美味しい水を作ることが出来る、北郡山浄水場を廃止してしまうことで市民が受ける不利益は大きいと言えるのではないでしょうか。
大和郡山市は、これから市民説明会などを開催します。としていますが、市長が、参加の可否を決定してからでは、報告のみで市民の声は反映されないのでは…という不安があります。
【大和郡山市の水道問題を考える市民連絡会】が発足しています。
署名に取り組み、市長に市民の声を直接届けようと、活動されています。
〒639-1198
北郡山町248-4
TEL/FAX 0743-55-5460(受付は、14時から19時)
署名へのご協力など、一緒に活動したい。
という方は、ご一報ください。
署名用紙は印刷して、FAXしてもらっても大丈夫です。