3月2日、大和郡山市議会にて、建設水道委員会が開かれました。
県域水道一体化に関わる2議案が審議されました。
一つは、大和郡山市の水道事業会計から一般会計へ移した28億円を水道事業会計に戻す議案。
もう一つは奈良県広域水道企業団設立準備協議会の設置に関する協議についての議案。
この2議案について、どちらも賛成少数により、不承認となりました。
委員会で不承認となっても本会議での採決で、逆転されることもあります。
「今日の委員会では、県のシミュレーションに基づいて、水道料金の安い、高いに説明の中心があったような印象です。
防災の観点や、北郡山浄水場の美味しい水を生み出す水源の重要性は、水道料金に勝るものではない。というような答弁が多かった。」と傍聴者から意見が寄せられています。
シミュレーションでは、5年に1度水道料金が上がると書かれているのに、必ず上がるものではない。という説明も矛盾があると言えます
企業団設立当初は、国、県から400億以上のお金が投入されるので、水道料金が安くなるという説明がありました。
そのお金が無くなれば、国からの支援無しで企業団が運営することが求められています。
今後、ダムの老朽化、県水の管路更新費用、様々な災害に対応する能力。
こうした費用が今後シミュレーションに上積みされることになるなど、課題が鮮明に見えてきました。
やってみないとわからない。ではなく、もっと精査して、資料も県のものそのままではなく、大和郡山市独自で調査もして、もっと議論するべき重要な課題です。
委員会での不承認は大きいです。
これから本会議に向けて、反対派を増やし否決に持ち込んで独自の水源を守り抜いていく為にこれからも奮闘していきます。
何事も慌ててやって良いことなんてない。一旦白紙にしてでももっと丁寧に議論をつくす必要があります。
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