奈良の水道問題を考える市民フォーラム

奈良「県域水道一体化」で地元の浄水場がなくなる。5年に一度水道料金が上がる。一体化の後は民営化?奈良の水道の将来を考えるために個人・団体が集まり活動している市民団体「奈良の水道問題を考える市民フォーラム」のブログです。

【生駒市11/15】記者会見&地下水守ろうアピール賛同人の第一次提出を行いました!

県域水道一体化で「生駒市の水源」をなくさないで!

生駒市の地下水を守ろう!

11/15、生駒市役所で記者会見を行いました。

(記者5名参加。奈良新聞、産経、朝日ほか)

奈良新聞・読売新聞に掲載されました!

 

【賛同人になってください】「生駒市の水源」をなくさないで!生駒市の地下水を守ろう! - 奈良の水道問題を考える市民フォーラム

※第二次提出に向けて、まだ集めています。ぜひご協力ください!

 

記者会では、4名が発言!

・県域水道一体化・奈良県内の水道・水源を、取材・発信してきた立場から
浅野詠子氏(フリージャーナリスト)

奈良市県域水道一体化取組事業懇談会に出席(学識経験者)した経験から
松山治幸氏(公認会計士

生駒市の水源・地下水を将来世代につなぎたい、生駒市民の一人として 
田中正子氏(生駒市の水道問題を考える会呼びかけ人)

・2003年以降、世界の水道民営化・再公営化、大阪広域水道企業団をウォッチしてきたNGOとして
武田かおり氏(生駒市の水道問題を考える会呼びかけ人・NPO法人AMネット事務局長)

 

充実した内容の、記者会見となりました!

記者会見の様子

以下、不十分ながら発言要旨をご紹介。


フリージャーナリストの浅野詠子氏

生駒市の水道事業は、地下水源がある、内部留保もある。しかも無借金で、企業債もない安定経営。そんな水道事業体はほとんどなく(奈良県内はゼロ)、生駒市の水道事業は着実に運営されてきたことは明らかだ。
異常気象が進む中、地域分散の水源は重要だ。しかも生駒市奈良県の北の一番端っこに位置する。水源から一番遠くまで水を運ぶリスクも考えねばならない。自らの水源を大事にするべきだ。」

 

学識経験者として奈良市主催の懇談会に出席した、公認会計士の松山治幸氏。

奈良県は、今後30年のシミュレーションをして入ったほうが有利としているが、これほど情勢が変わる中、30年先など本当にわかるのか。水道料金が抑制されるというが、そんな先のことまでわからないだろう。
老朽化対策と言うが、どこからやるのか、どうやって決めるのか。

奈良市の懇談会で委員を務めたが、委員の多数は慎重意見だった。企業団の運営が不明、透明性がみられないこと、また市民目線がないことも問題だ。」

 

生駒市に45年住んでいる住民の田中正子氏。

生駒市のおいしい地下水を守りたい。これまでに水道事業の経営が苦しいとか大変だと聞いたこともない。身近に水道局の職員がいてくれるので、漏水や濁りの対策などにも素早くきめ細かく対応してもらえた。それは、地元の地理が分かっているからこそ。広域化されると、これまでのような対応をしてもらえるのかが不安だ」

 

最後に、NPO法人AMネット事務局長の武田かおり氏。

「世界では水道民営化の問題が明らかとなり、再公営化が進んでいる。その肝は市民の手に近いかどうかだ。市民の手から遠のく、このように大規模な企業団はトレンドに逆行している。

荒井知事や小紫市長は水道民営化に反対だから大丈夫というが、50年100年先も知事市長なのか。民営化はトレンドでないと市長は言うが、水道法改正以降の文脈から見れば、広域化した後に一気に民営化の波が来ると予想する」

 

記者会見後、小紫市長あてに要望書と第一段として、アピール賛同人228筆分を提出しました。

10月24日から始めたった2週間強で集まった署名。

街頭宣伝時や知り合いに声をかけると、みなさん「家族に持って帰る」「会社の人に渡す」と、どんどん持って帰ってくださいます。

【賛同人になってください】「生駒市の水源」をなくさないで!生駒市の地下水を守ろう! - 奈良の水道問題を考える市民フォーラム

12月上旬ごろまで集め、第2弾提出する予定ですので、ぜひお力添えください!

市長・副市長不在のため、秘書課の方と手交。