2023年5月8日、山下知事は就任会見で「令和5年度奈良県予算の執行について」との文書を発表。
「令和5年度予算の執行の一旦停止」21項目のリスト(第1)を発表しました。
水道広域化は予算執行の一旦停止のリストには入っていないものの、リストは第1~第5まであり、水道広域化(一体化)は第4のリストの20番目に入っています(20項目)。
「令和5年度予算に限らず事業全般に対するヒアリングを実施するもの(予算執行の一旦停止の対象事業もあれば、そうでないものもある)」というもの。
知事の記者会見での回答からも、現段階では
「見直すかどうかのリストには入っているが、どうするかはヒヤリング次第」
で、まだ何も決まっていませんが、これまでの計画と何かが変わる可能性があります。
もしかすると…
国の交付金と同額出すとしていた、広域化事業1/3(104億円)、運営基盤強化等事業1/3(104億円)の、県負担予定分を出さないとか?(当時荒井知事は、都道府県単位でこれほど補助する事例はないと発言)
大和郡山市と生駒市の自己水を残すのやめるとか?(県水の売上を増やしたいので)
変わるのか変わらないのか。要注目です!
<以下、知事の記者会見から抜粋>
第4の(20)、97番の水道の広域化について伺います。ヒアリングを実施するとしておられますけれども、どういったところを重点的に聞き取りをされる予定でしょうか。また、水道広域化の全体のスケジュールにはどのような影響があるでしょうか。
知事: これは、私もざっくりとしかまだ水道広域化のスキームについて頭に入っていませんので、より詳細にまずは現在進められてきた事業スキームについて担当課からヒアリングを受けるということに徹したいと思っていますので、現時点では、この水道広域化についてこういう方針でというの、全く決まっておりません。
記者:ということは、山下知事として、事業の内容について詳しく知りたいので、ここに上げられたというような認識で良いですか。
知事: 聞いた上で、今の案で全く問題がないということであれば、そのまま進めるでしょうし、ここをこういうふうに直したほうがいいという点があれば、そういう修正もあり得るという、そういうことです。